猫をお家の中で自由に行き来させたい時、悩ましいのが扉の問題です。
閉まっている扉を猫が開けてほしいと鳴く度に開閉するのは大変です。特に夜中に「開けてよ!」と何度もたたき起こされることもあると悩ましいですよね。
かと言って開けっ放しにしておくと、折角付けた冷暖房の空気が開けられた扉から部屋の外へ逃げて行ってしまいますので、ここ最近値上がりが続いている電気代も気になる所です。
我が家でも悩みの種であった「猫の出入り問題」ですが、
猫ドアを導入してみたところ思った以上に快適になりましたのでご紹介したいと思います^^
猫ドアがあれば猫も人も快適になる
猫ドアを付けようと思い立った一番の理由が、寒いからでした。
わが家の居間は引き戸なのですが、それを自ら開けて出ていく猫と自分で開けられない猫が居るので、ほぼほぼ開いている状態でした。
自分で開ける猫🐱
→閉めるという動作をしないので、開けっ放しになる
自分で開けられない猫🐱
→人が気付かないと出入り出来ないので、開けっ放しにする
しかし猫が通れる約20cmの隙間(もはや”隙間”ではない)が開いていると、築30年超の家では廊下からの冷気が入り込んでくるのです…。
背中に冷気を感じ、ストーブを付けていても下がっていく室温…。さすがに耐えられないとネットで調べたのが始まりでした。
そして猫ドアを設置してみたところ、居間で廊下の冷気を感じることも無くなりました!
また猫が勝手に出入りできるので、自分でドアを開けられない猫たちが「開けてよ!」と鳴く度に開け閉めをする手間も無くなりました!
猫たちにとっても自分の意思で出入りできるので、お互いのストレスが減ったように思います。
思っていた以上に快適になったので、つけて正解だったなと思っています。特に冬の内に付けて効果が実感できたのが嬉しい所です^^
猫ドアのメリット・デメリット
我が家ではメリットが多い猫ドアですがデメリットもあります。
猫ドアのメリット
★人間
・猫が開けて欲しいときに、わざわざ開けに行かなくてすむ。
・開きっぱなしになったドアから冷気や暖気が逃げなくなり、電気代などが経済的に。
☆猫
・人間に開けてもらわなくても、好き勝手に出入りできる。
猫ドアのデメリット
★人間
・比較的お値段の高めなものが多い。
・工事が必要になる場合がある。
・工事が不要なものもあるが、通る幅が狭くなる。
☆猫
・猫によっては警戒して通ってくれないことも。
↓それぞれ詳しく説明します↓
○猫ドアのメリット
★猫が開けて欲しいときに、わざわざ開けに行かなくてすむ
他の作業をしていて手が離せないときや寝ているときなど、猫は「なんでこのタイミングで鳴くの?」という時に色々と訴えてきますよね(^^;
猫用ドアがあれば、その都度対応する必要が無くなるので作業は捗りますし、睡眠を邪魔される心配も無くなります。
★開きっぱなしになったドアから冷気や暖気が逃げなくなり、電気代などが経済的に
猫が通った後の開けっぱなしになったドアからは、室内の空気がどんどん逃げていきます。
それを調節しようと冷暖房器具も稼働するのでコストがかさんでしまいます。
また夏場ならまだしも、冬場は冷たい空気が部屋に入り込んでくるので、身体的ストレスにも。
猫ドアを設置することで部屋の空気が逃げなくなり、経済的にも身体的にも負担が軽減できます。
(我が家ではこれが一番のメリットです。寒くないって本当に嬉しい!)
☆人間に開けてもらわなくても、好き勝手に出入りできる
猫が自由気ままに行き来できるようになるので、出たいのに出られない!ということが減り猫にとってもストレス軽減になるかと思います。
また自分でドアを開けられない猫が、うっかり部屋に閉じ込められてしまうことの防止にもなります。
✕猫ドアのデメリット
★比較的お値段の高めなものが多い
部屋の景観を考えたり良い素材の物を選ぼうとすると、およそ二万円以上かかる物が多いです。
扉そのものを付け変えるタイプだと、それ以上の金額になることもあります。
★工事が必要になる場合がある
扉を付け変えるタイプだと取り付ける工事が必要になる場合があります。
また、猫が出入りするドア部分だけ売っているものもありますが(価格は五千円前後)、これだと自宅の扉に穴を開けなければいけません。
業者さんにお願いするか自分で開ける必要があるため、ややハードルは高めかなと思います。
工事が必要なものだと、賃貸の住宅に住んでいる場合は使用できないという点にも注意です。
★工事不要なものもあるが、通る幅が狭くなる
工事不要で設置できるタイプのものもあります。
しかし人が通るスペースに取り付けるタイプが多いので、通れる幅が狭くなってしまいます。
家具など大きなものを出し入れする際には邪魔になることもあります。
☆猫によっては警戒して通ってくれないことも
こればかりは設置してみないと分からないので、一番困るデメリットかもしれません 😐
色々なタイプの猫ドアがあるので、飼い猫の性格などを考慮して選ぶ必要がありそうです。
値段が高い・丁度良いサイズの商品が無いなら、DIYをすればいい!
実は我が家にはとってもビビりな猫がおりまして。
折角高いお金を出して買ったり、自宅の扉に風穴開けたのに
「こんな所通らない! 😥 」
ってなっちゃうと泣けるな…と思ったので、猫用ドアをDIYしました!
デザイン性0:機能性50:安さ50
ぐらいの対比ですが、有ると無しとじゃ全然違います。頑張った甲斐がありました笑
費用もぐっと抑えて、材料のほとんどを百均で揃えているので、その様子もそのうち紹介できたらと思います♪
猫用ドアには色々なタイプがある
- DIYなんて面倒!
- 付けるからにはちゃんとした素材&デザインのものが良い!
という方はもちろん購入するのもありです!
調べてみると本当に色々なタイプ・デザイン・機能性のものがあって目移りしちゃいます。
(本当は我が家もキレイな木目調の猫用ドアを付けたかった…( ノД`))
扉ごと取り替えるタイプ
既存の扉を取り換えて設置するタイプです。
部屋の景観に合ったものがあれば思い切って扉ごと変えてしまうのもありですね^^
お値段が高めで2万円台~10万円台ぐらいと幅があります。
ネットで購入すると自分で取り付ける必要があるようですが…DIYできるというものから、ある程度知識が必要としている商品まであるようです。扉自体の採寸なども必要になります。
ですが取り付けが済んでしまえばこのタイプが一番見た目・耐久性ともに良さそうです^^
扉に穴を開けてつけるタイプ
既存の扉に穴をあけて、そこに設置するタイプです。
お値段は1000円台~5000円台ぐらいと他のタイプに比べてお財布に優しめなのが嬉しいですね。
このタイプはデザインが豊富なので、好みに合ったものが見つかりやすいと思います。
ですがノコギリなどで既存の扉に穴を開ける必要があるため、日曜大工スキルと勇気が必要です(^^;
工具などもご家庭にない場合は揃えなければいけませんが、ホームセンターによっては工具を貸出してくれるので近くのお店に確認してみると良いと思います!
工事不要で付けられるタイプ
こちらは引き戸専用になってしまいますが、引き戸のレールに設置して使用するタイプです。
お値段は1万円台~4万円台ほどとやや高めです。
何より工事が不要なので賃貸にお住まいの方でも、既存の扉を傷つけたくない方でも使いやすいかと思います。
ただし開き戸には使用できない点と、設置した分だけ通れる幅が狭くなってしまう点には注意が必要です。
一方でこちらは開き戸専用です。今までご紹介したのは猫用ドアでしたがこちらは番外編ということで。
お値段も2000円前後と比較的安く購入できます。
扉の下部に湾曲した板を付けることで、ペットが自分で開けて出入りする仕組みです。
また扉上部にはシリコン製の紐を取り付けることで自動的に閉まるようになるので、開けっ放しになる心配もなさそうです^^
気になるのは子猫だと扉が重くて開けられない点と、自分で扉を開けない猫だと使ってくれない可能性がありそうな所ですかね。
まとめ
猫が通る扉の開閉に悩んだら、猫ドアの設置を検討してみてはいかがでしょうか?
わが家では猫用ドアを居間の引き戸に付けて以来、なかなか快適に過ごしています♪
猫ドアのメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット〇
- 猫が開けて欲しいときにわざわざ開けに行かなくてすむ
- ドアから冷気や暖気が逃げなくなり、電気代などが経済的に
- 人間に開けてもらわなくても、猫が好き勝手に出入りできる
デメリット✖
- 比較的お値段の高めなものが多い
- 工事が必要になる場合がある
- 工事が不要なものもあるが通る幅が狭くなる
- 猫によっては警戒して通ってくれない可能性がある
また様々なタイプのものがあります。
扉ごと取り替えるタイプ
値段が高く取り付けは業者さんか自分でおこなう必要があるが、一番キレイ&耐久性が良い
扉に穴を空けて設置するタイプ
デザインが豊富で比較的安価で買えるが、自宅の扉に穴を空けるスキルと勇気が必要
工事不要なタイプ
通り幅が狭くなるが、引き戸のサッシに付けられるものや扉を猫が開けられるようにするものもあり、工事不要なので導入しやすい
丁度良いサイズや気に入ったデザインがなければDIYするという手もあります♪
是非ご自宅に合う猫ドアを設置して、人も猫もお互いに快適な生活づくりをしてみてはいかがでしょうか?